A:魚や貝が生息するためには、海水に十分な酸素が融けている必要があります
海水中の酸素は水深が約500mより浅いところには十分に溶存しています
このような場所には魚や貝が生息し、その死がいは泥のなかに埋まり化石になります
(浅い海で魚や貝が常に海底を動き回ると、海底の泥が乱されて線模様(ラミナ)のない『塊状泥岩』になります)
一方、500mより深い海には溶存酸素は少なく、魚や貝は棲めなくなり
海底に棲息していた植物プランクトンの死骸が少しずつ堆積していきます
このような環境では下右写真のように細かい線模様(ラミナ)の入った岩石になります
鵜の崎海岸には化石を含んだ塊状泥岩とラミナの発達した泥岩の2種類が無数に互層しています
ということは、鵜の崎海岸では水深500m前後を浅くなったり、深くなったりしながら
堆積を繰り返していたことが考えられます
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