男鹿半島・大潟ジオパーク

化石学習コース

安田海岸〜西黒沢海岸〜鵜ノ崎海岸

(昭和男鹿ICから安田海岸まで50分)


≪安田(あんでん)海岸≫


子供に化石を見せたい、採集させたい人のためのポイントです

せっかく子供を連れて行って発見できなかったでは困ります

ここでは確実に見つけられます。貝化石が層になって密集しています

ただし、いわゆる観光地ではありません

現地への入り口が若干分かりにくいので事前に詳しく調べていってください


ジオに関するQ&A

Q:化石からどんなことが分かりますか?

A:海に棲む貝化石と陸上植物から変化した亜炭層が交互に現れることから

この地域は大昔には、海になったり

陸になったりしたことがわかります

海面の高さが何回も上下したということですね



Q:注意事項は何かありますか?

A:途中小さな川(安田川)がありますので、長靴が必要です

それと、国定公園内ですので、化石採取はできません

崖下に落ちているので、それで十分採集できます


≪西黒沢海岸≫


1500万年も前の堆積物なので岩が硬く観察だけになると思います(採集は難しい)

安田海岸ほど数が多くないので、探す必要があります

ホタテ貝やウニそのほかの貝もあります

小さな化石(有孔虫など)が多く虫メガネを持っていくといいですね

ただしここも、安田海岸と同じく観光地ではありません



ジオに関するQ&A

Q:この化石からどんなことがわかりますか?

A:浅い海に棲む生物の化石が多いことや地質状況から

この地層が堆積した当時(1500万年前)は浅い海で温かかったことがわかります

また植物化石から、近くに陸地がある環境だったことがわかります


Q:注意事項は何かありますか?

A:化石のあるところは強風・高波時には水しぶきのかかる海岸で

大小の転石がごろごろして転びやすく

子供や家族向けではないかな・・・



≪鵜ノ崎海岸≫


海岸に落ちている岩片の中に化石が含まれています

植物や魚の骨の化石です

ただし、安田海岸のように化石は多くはないので

転がっている岩片(泥岩や頁岩(けつがん))をひっくり返してみて探してください

運がよければ見つかります


ジオに関するQ&A

Q:化石が採取される場所の堆積環境は?

A:魚や貝が生息するためには、海水に十分な酸素が融けている必要があります

海水中の酸素は水深が約500mより浅いところには十分に溶存しています

このような場所には魚や貝が生息し、その死がいは泥のなかに埋まり化石になります

(浅い海で魚や貝が常に海底を動き回ると、海底の泥が乱されて線模様(ラミナ)のない『塊状泥岩』になります)

一方、500mより深い海には溶存酸素は少なく、魚や貝は棲めなくなり

海底に棲息していた植物プランクトンの死骸が少しずつ堆積していきます

このような環境では下右写真のように細かい線模様(ラミナ)の入った岩石になります

鵜の崎海岸には化石を含んだ塊状泥岩とラミナの発達した泥岩の2種類が無数に互層しています

ということは、鵜の崎海岸では水深500m前後を浅くなったり、深くなったりしながら

堆積を繰り返していたことが考えられます

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