男鹿半島・大潟ジオパーク

地質学習コース


≪男鹿市ジオパーク学習センター(若美庁舎内)≫

(昭和男鹿ICからジオパーク学習センターまで30分)


男鹿半島・大潟ジオパークに関わる様々な展示をしています。
             (以下、男鹿市の【ホームページ】より) 
               ブース@ 男鹿と大地の物語 〜7,000万年の歴史を見てみよう〜
          ブースA 男鹿とジオパークの物語 〜バーチャル体験!ジオサイトにでかけよう〜
               ブースB 男鹿と火山の物語 〜目潟と寒風山を知ろう〜
          ブースC 男鹿と地震の記憶 〜地震を知り、防ぎ、備えよう〜
          ブースD 男鹿と人の物語 〜大地を活かした人のくらしを振り返ろう〜
               ブースE 男鹿の大地にふれる 〜さわってみよう。みてみよう〜
               ブースF 学習・検索コーナー
 



≪安田(あんでん)海岸≫

(昭和男鹿ICから安田海岸まで45分)



注意事項:現地に行く手前に小さな川がありますので長靴が必要です。
また、地層名、火山灰名、亜炭・化石等の詳細は初めて行く方には分かりにくいかと思います。ここは専門家(男鹿教
育委員会 ジオパーク推進班 ジオガイドなど)に案内してもらうのがいいと思います。800mほどの海岸沿いの露頭で
すが詳しく見れば時間がかかります。
地質的な見どころは、地層の順序と傾き具合、広域火山灰、化石(氷期と間氷期の記録)が主体です。
a)地層の傾きと地殻変動
安田海岸の海食崖には、古い地層から順に、脇本層、鮪川層、潟西層、五里合層が分布しそれらの地層を連続的に
見ることが出来ます。
地層の傾きは古い地層(西側)ほど傾斜が急となり規則的に変化しています。このことは、過去約40万年間、西側が隆
起する様な地殻変動が続いていたことを示しています。
安田海岸ではこれらの地層と地層の傾きを見ることが出来ます。
b)火山灰層
これらの地層の中には、4枚の広域火山灰が挟まれており、日本列島では巨大噴火が繰り返されていたことを示いて
います。
それらは、下位から順に白頭山-男鹿火山灰、阿蘇1火山灰、洞爺火山灰、阿蘇4火山灰です。
これらの火山灰は噴出年代がわかっており、それによると、この崖に現れている地層は、50万年前から9万年前ほど
の間に堆積しました。
安田海岸ではこれらの火山灰層を見ることが出来ます。
c)化石
この時代には、氷期-間氷期の大規模気候変動が何度も起こっていました。海面は、この気候変動に連動して海進・
海退を繰り返したため、安田海岸の地層は、海進時に海で堆積した地層(海成層=海の生物の化石を含む)と海退
時に陸で堆積した地層(陸成層=亜炭層を含む)が繰り返し出現します。
安田海岸ではこれらの化石や亜炭層を見ることが出来ます。



≪目潟火山群(八望台からの眺め)≫

(昭和男鹿ICから八望台まで50分)


目潟火山群は地質百選に選定されています。また、一ノ目潟は平成19年に国の天然記念物、三ノ目潟は平成23年に
県の天然記念物に指定されました。
三つの目潟は、8万年前から2万年前にかけて、上昇してきたマグマが地下水に遭遇し水蒸気爆発を起こして形成され
た火口に水が溜まったものです。それぞれ1回の爆発により形成されたため円形をしています。
一ノ目潟の噴出物には、地下深くの岩石(カンラン岩やハンレイ岩)が含まれており地球の深部を知るための貴重な情
報源になっています。
戸賀湾は42万年前の水蒸気爆発でできた火口で、目潟と同じように形成されました。違いは戸賀湾の周りには噴出物
があるのに対し、目潟にはないということです。
目潟と戸賀湾は八望台から遠望できます。
最近、一ノ目潟の真ん中でボーリングを実施した結果、良好な「年縞堆積物」が回収されました。年縞堆積物とは、土
砂や、ケイ藻、花粉、黄砂などの1年を単位とする縞状の堆積物のことで数十mのボーリングコアを回収すれば、数万
年間の気候変動、火山噴火や地震発生等の歴史をたどる有力な手がかりになります(すなわち1年で1mm堆積)。
秋田仙北地震(1914)、男鹿地震(1939)、男鹿半島沖地震(1964)、日本海中部地震(1983)の痕跡も記録されている
そうです。
このコアは男鹿市ジオパーク学習センターに展示されています。
       

ジオパーク学習センターに展示されている一ノ目潟の「年縞堆積物」の一部



≪べこ岩とゴジラのシッポ岩≫

(昭和男鹿ICから館山崎まで55分)


1)べこ岩
「奇岩・怪岩コース」の「館山崎」には通称’ベこ岩’といわれる黒い色をした玄武岩体があります。よく見れば’牛’に見 
えなくもない形をしています。この岩は付近にある凝灰岩の上に乗っていますが、その境界が凸凹です。これは、まだ
固まっていない凝灰岩の上に、付近の上位の玄武岩が落ちてきてめり込んだためではないかという説があります。大
昔、今の十和田湖のようなカルデラ湖があってその中にまだ固まっていない凝灰岩が堆積していました。そこに外輪
山から崩壊してきた岩塊が落ちてきて凝灰岩中にめり込んだという考えと思われます。
2)ゴジラのシッポ岩
「奇岩・怪岩コース」の「塩瀬崎」は「ゴジラ岩」が有名です。その近くに「ゴジラのシッポ岩」といわれる泥岩の岩脈があ
ります。塩瀬崎は火山活動によって飛ばされてきた砂礫岩(正式には火山礫凝灰岩)とその下位の泥岩等から構成さ
れています。砂礫岩堆積当時は、泥岩はまだ固結しておらず軟らかい状態でした。そこに重い砂礫岩が大量に飛来し
たために、下にあった泥岩が砂礫岩のすきまから押し出されて脈状の泥岩になったといわれています。

1)べこ岩

2)ゴジラのシッポ岩

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