横手盆地の地質写真
褶曲構造 | |
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横手市山内
横手市山内の芝公園橋の近く、大松川ダム湖の上流部分。 H24年夏の渇水時に現れた褶曲構造。 |
地震による噴砂 | |
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横手市雄物川町大沢
泥岩中に貫入したタフダイク(浮石凝灰岩の貫入岩)。 縦方向に黒っぽく延びているのが凝灰岩で地質時代の地震による噴砂現象で生じた。 |
地震による噴砂 | |
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横手市寺内
地質時代の地震による噴砂現象で生じたもの。 硬質泥岩、砂岩、凝灰岩の互層岩盤中に貫入したタフダイク(浮石凝灰岩の貫入岩) |
垂直層理 | |
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横手市山内
新第三紀中新世の山内層の硬質泥岩。 横手市内の新蛇崎橋(横手川沿い)でも垂直層理がある。 |
断層 | |
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横手市雄物川町大沢
泥岩中に生じた小さな(正)断層。すぐ近くに ノジュールが見られる。 |
柱状節理 | |
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秋田県八峰町:椿海岸
柱状節理の遠景:付近一帯は2012年に「八峰・白神ジオパーク」に認定された。 今から600万年前にマグマが地中に貫入し安山岩の岩脈ができた。貫入後の冷却時に体積が収縮して5、6角形の亀裂が発生した。 その後地盤が隆起して陸化し、周りが侵食されたが、硬い安山岩だけが残り海中にそそり立っている。 |
柱状節理 ![]()
八峰町椿海岸
柱状節理の上面の状況。「番外編」の「多角形の石」へ戻る
シラス台地急崖 ![]()
小坂町
小坂町には’平’の付く地名が多い。写真中央の急崖の上が’崩平’。
崩平は十和田カルデラ形成時に飛散した軽石流堆積物で覆われて形成されたシラス台地。写真は台地縁部の急崖。
台地上は平坦面。 下の平坦面は沖積低地。
泥火山 (下の写真をクリックすると拡大写真があります)
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鹿角市八幡平
八幡平大沼ビジターセンターから数分のところにある。
泥層の下に存在する地下水に圧力がかかって泥が地上に噴出しているようだ。そういえばこの近くには水蒸気の噴出があちこちに見られる。
貫入岩 ![]()
男鹿市入道崎
粗粒玄武岩の貫入岩:周りの岩石は9000万年(?)前に形成された基盤岩(花崗岩質)。その中を2000万年前に貫入したとされている。
2011年「男鹿半島・大潟ジオパーク」に認定された。別名「鬼の俵ころがし」と呼ばれ観光サイトにひとつとなっている。
貫入岩 ![]()
仙北市白岩
白い部分が貫入。
柱状節理 ![]()
仙北市角館町
大威徳山(玉川沿い)
第三紀層中に貫入した安山岩の柱状節理。
褶曲構造 ![]()
由利本荘市鳥田目
石沢川沿いにみられる褶曲構造。
円形や押しつぶされたノジュール?が見える。鳥田目断層の近く。「番外編」の「丸い石」へ戻る
不整合 ![]()
由利本荘市万願寺交差点付近
天徳時層と笹岡層の不整合面?
不整合面上に基底礫岩が不連続に見られる。
貫入岩 (写真をクリックすると別の写真があります) ![]()
大仙市西仙北町
新第三紀中新世層中の安山岩岩脈。黒い部分が貫入岩で上部は横方向に広がっている。 貫入岩体のなかに柱状節理、接触変質、捕獲岩が見られる。 また火山噴出物(火山角礫、軽石等)が見られる。
泥炭層 ![]()
東成瀬村須川:栗駒山頂付近
須川泥炭地湿原(シラタマノキ湿原)。泥炭層は気温が寒冷で有機物が分解し難い湿地で作られる。この泥炭層は16000年前の最終氷期から堆積したものとか。現地では厚さ4m以上。鉄分が多く赤い色をしている。
傾斜層理 ![]()
男鹿市生鼻崎(おいばなさき)
北浦層 : 砂岩と泥岩の互層。この崖は50万から70万年前に堆積したもの。
大陸棚に堆積した砂が地震の揺れなどをきっかけに液状化し、乱泥流となってより深いところへと移動し、深海堆積物(泥)の上に堆積した。その繰り返しで 砂岩と泥岩の互層が形成された。
この崖の上の高台には、中世に栄えた安東氏の居城址(脇本城跡)がある。
水平層理 ![]()
大仙市西仙北町
天徳寺層
未固結変形構造 (写真をクリックすると別の写真があり) ![]()
大仙市西仙北町
天徳寺層:上写真の最下層内部。
専門家によると、海水で満たされた未固結砂層中をガスが上昇したときにできた構造(逆ロート状構造)とか。
目潟と戸賀湾 ![]()
男鹿市
一の目潟から三の目潟まである。:(手前の湖が二の目潟、奥は戸賀湾)
一ノ目潟は6〜8万年前のマグマの上昇による水蒸気爆発によって出来た火口に水がたまったもの(国指定天然記念物)。
かんらん石など地球の深部の岩石まで噴出したことで有名。
二の目潟の形成年代は不詳。三ノ目潟は2万8千年前に形成。H22年3月に秋田県指定天然記念物に指定された。
後方の戸賀湾は42万年前にほぼ同様にして出きた火山起源の湾。周囲には戸賀軽石層が堆積。
最近(2006,2013年)、一の目潟でボーリングが行われ、湖底堆積物の中に「年縞(ねんこう」があることが発見された。年縞とは地層中の縞模様のことで、樹木の年輪に相当し、模様の数を数えることで、堆積した年代が分かるというもの。
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